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生活習慣病の薬の副作用で脱毛が起こるケース

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消炎鎮痛剤として人気の「NSAIDs」にも脱毛の副作用があります。痛み止めの飲み薬で脱毛症と言われると、かなり意外な感じがしますね。
とは言え、ロキソニンの成分のロキソプロフェンのように、一般名が○○プロフェンというお薬では脱毛の副作用は見当たりませんでした。
 
• ジクロフェナクナトリウム内服薬(商品名:ボルタレン・ジェネリックあり)
• インドメタシン内服薬(商品名:インテバン・ジェネリックあり)
 
に頻度不明ですが、脱毛の副作用が示されています。
これと同じように、意外な医薬品に脱毛症の副作用が見られる場合があるのです。
まずは生活習慣病関連から見てみましょう。
 
高血圧のお薬で脱毛
 
高血圧の時に処方される
• カプトプリル(商品名:カプトリル・ジェネリックあり)
• エナラプリル(商品名:レニベース・ジェネリックあり)
• イミダプリル塩酸塩(商品名:タナトリル・ジェネリックあり)
 
で、脱毛の副作用の可能性が指摘されています。
これらはアンジオテンシン変換酵素阻害薬と呼ばれるグループのお薬です。
同じグループでも脱毛を記載している物としていない物がありますが、
共通のメジャーな副作用として皮膚症状が知られていますので、その影響の可能性もあります。
 
肝臓や大きくなった脂肪細胞などからは、アンジオテンシノーゲンというたんぱく質が分泌され、
それが腎臓の酵素でアンジオテンシンIに変化します。さらに、アンジオテンシン変換酵素によって、
強い血圧上昇作用を持つアンジオテンシンIIになるのです。
ですので、これらのお薬は、アンジオテンシン変換酵素の働きを阻害して、
アンジオテンシンIIを作らせないようにすることで高血圧を改善しようというものなのです。
 
また、同じ高血圧のお薬で、カルシウム拮抗薬というグループに分類される、アムロジピンベシル酸塩(商品名:ノルバスク、アムロジン・ジェネリックあり)でも、脱毛の副作用が知られています。
このお薬は、カルシウム拮抗薬と言っても骨や歯に影響のあるものではなく、血管の筋肉の細胞にカルシウムイオンが流入して収縮することを防ぐことで、血圧を下げる効果を持っているものです。

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