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脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)とは

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脂漏性脱毛症ともいわれていますが、頭皮以外にも元々脂がある皮膚の箇所(鼻など)で起こるため、
皮膚炎と呼ばれています。かゆさや炎症が起こり、かさつきがひどくなり、
特に頭皮の場合はフケがとても多くなります。その一環で脱毛症状が出てくる場合があります。
アレルギー性の皮膚炎ともよく間違えられやすいのですが、
その原因が違って脂漏性皮膚炎はカビによって起こるということです。
頭にカビがいるってちょっと驚きですが、エサ場としてはかなりカビにとって暮らしやすい場所のようです。
 

見分けるタイミングは?

 
最初はかゆみが出てきます。いつもは感じないかゆみを感じていると、
いつの間にかその部分から、フケが増え、鏡でみると地肌が炎症している状態になっています。
これが脂漏性皮膚炎の始まりです。 脂漏性皮膚炎は、毛包に作用してヘアサイクルを乱すので、
結果的に太くて元気な髪の毛は少なくない抜け毛が多くなって薄毛になる原因となります。
さらに、冒頭にも記載したとおり、頭皮以外にも発症し、鼻の両側、眉の間、胸、背中の上部、脇などに
かゆみを発生させることもあります。
頭皮だけにはとどまらなくなるので、気づいた段階ですぐに病院へ行くことをお勧めします。
 

治療方法は?

 
頭皮の脂漏性皮膚炎の場合は、髪の毛を数日洗わないなど頭皮を不潔にしていることが原因としてあげられます。
ですので、病院では毎日しっかり洗髪することを自宅でもできる治療として話をされます。
そのうえで病院からは塗り薬のステロイドを処方されることが多いです。
 
ステロイドの炎症を抑える作用によって、脂漏性皮膚炎を抑えることができるということですね。
あとは、抗真菌剤を塗ることもあります。脂漏性皮膚炎はカビが原因と冒頭で説明しましたが、
カビの原因となっているのが真菌(マラセチア)です。このマラセチアの働きを抑えるために、
抗真菌薬を塗るという治療もあります。
こちらも症状によって、どういう薬が処方されるか変わるため、
専門の医療機関に確認してもらってから最適な治療を行う様にしましょう。
 
 
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